桃づくりに最適な気候と土壌
春日居町は甲府盆地の中央に位置しています。北西には兜山を中心とした山並み、南東には笛吹川があります。笛吹川によって堆積した砂礫土壌は水はけが良く、桃の生育に最適とされるph 5.5〜6のほぼ中性の土壌です。年平均気温が13.4度と温暖で、雨・風も少なく、さらに昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候にも恵まれています。このような環境が、「春日居」の美味しい桃を生み出しています。
歴史
昔、春日居村も養蚕が盛んでした。春日居地区は面積が狭く、農地も他の地域より小さく、小さい面積でも利益を上げようとする技術力は日本でもトップクラスでした。
養蚕よりも更に高い利益が上がる果樹栽培を試行錯誤で考え、土壌・気候を考え桃栽培へたどり着きました。
始めた頃は苦労が多かったと聞いています。冷蔵技術の無い自動車も少ない時代に、早く東京築地市場駅まで桃を運ぶために、中央線(現)春日居町駅を貨物列車駅として作り、市場まで最も早く運ぶ事が出来、市場の評価・信頼度が上がりました。